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昨日、
2022年度公立高校入試が実施されました。
受験生の皆さん、本当にお疲れさまでした。
今年度は教科書内容が改定された中での
入試ということもあり、
なかなか苦労したことかと思います。
各教科で問題形式が変わったり、
新傾向の問題が出たりと、
少し戸惑った受験生も
いるのではないでしょうか。
昨年に続き、
今年度も私個人の講評と、
来年度に向けたアドバイスをしていこうかな、
と思います。
数学
「難しい」ということで定評のある数学ですが、
今年度は珍しく易化しました。
大問1
![](https://suugakujuku-kakogawa.com/wp-content/uploads/2022/03/image-3.png)
大問1で今年度からの追加内容である、
箱ひげ図が出題されましたが、
それ以外はいつも通り。
全問正解がベストですが、
間違えるにしても
箱ひげ図だけに留めておきましょう。
大問2
![](https://suugakujuku-kakogawa.com/wp-content/uploads/2022/03/image-4.png)
よくあるタイプの速さの問題でした。
(1)~(3)はしっかり合わせておきたい基本問題で、
(4)は状況把握に少し時間がかかるため、
数学が苦手な人は飛ばしても大丈夫な問題です。
大問3
![](https://suugakujuku-kakogawa.com/wp-content/uploads/2022/03/image-5.png)
毎年出題される図形問題です。
(1)の証明は簡単、確実に合わせてください。
(2)はわかっている内容を図形に書き込んでいれば、
問題なく正解できる内容です。
解答速報では、
「見た目に騙されないように…」
と言っていましたが、その通り。
図形問題でパッと見の直観判断はNGです。
(3)は、(2)があっていれば
問題なく正解できるかと思います。
(4)は問題文において、
まだ使っていない条件のことを考えれば、
方針を立てやすくはあります。
ただ、補助線を引いてから
中点連結&三平方の定理、
もしくは点CからABに
垂線を降ろしたうえで、
相似比を使って求めるのは、
なかなか時間がかかったかと思います。
方べきの定理
(今回の場合は AE×BE=CE×DE)
を知っている人は
かなり簡単に求められるので、
余裕のある人は覚えておきましょう。
大問2と同じように、
数学が苦手な人は、(4)に時間を割かず、
他の問題の正答率を上げることをおススメします。
大問4
![](https://suugakujuku-kakogawa.com/wp-content/uploads/2022/03/image-6.png)
定番の2次関数問題です。
(1)~(3)①まではめちゃくちゃ簡単です。
(2)に関しては、
y=ax2 において、
xがp→qまで増加するときの
変化の割合 ⇨ a(p+q) で求められる
ということを覚えていればすぐに出せます。
(3)②に関しても、
どんな図形であるのかを
しっかり書き込んであげれば、
問題なく正解できる問題です。
大問2、3の最後の問題を飛ばした場合は、
この大問はしっかりと抑えておきたいところです。
大問5
![](https://suugakujuku-kakogawa.com/wp-content/uploads/2022/03/image-7.png)
図形を用いた確率問題です。
(1)~(2)②までは、
通り数も少なく、
全て書き上げてしまえば
しっかり正解できます。
すべての可能性を
図形内に書き込んで考えていれば、
ねじれの位置に関する見落としも起きません。
頭の中で考えて終わらせず、
必ず図に書き込んで、
自分の目で見て考える癖をつけてください。
(2)③も同じように書いて考えてしまえば、
整理はできますが、
図では描けても、
問題内容的に作ることができない
図形がある点には注意が必要です。
高校数学にもつながってきますが、
自分の考えが
問題の指示に合っているかどうかは
必ず最後に確認するようにしておきましょう。
大問6
![](https://suugakujuku-kakogawa.com/wp-content/uploads/2022/03/image-8.png)
![](https://suugakujuku-kakogawa.com/wp-content/uploads/2022/03/image-9.png)
ここ数年おなじみの会話形式の問題です。
問題としてはかなり簡単なのですが、
何よりも問題文が非常に長い…
必要な数字がどれなのかを判断しきれないと
一気に外すことになりますが、
前後の文章の指示通りに計算を行えば、
かなり簡単に解くことができます。
最後の問題に関しては、
可能性のある数字を絞り込めれば
一気に正解に近づけますが、
最終問にそれだけの時間を残せた人は
少ないかもしれません…
会話問題は文章自体が長く、
簡単な問題でも難しく見えてしまうため、
1つ1つしっかりと整理をして、
必要な情報を取捨選択する力を
身に着けておきましょう。
英語
英語は概ね例年通りでした。
英語は数学と違って、
細かく講評しづらいため、
各問題形式についての
アドバイスがメインとなります。
大問1
例年通りのリスニング問題。
形式の変化もなくいつも通りといった内容です。
リスニングは1度しか読まれないため、
どこが大切な内容なのかを
確実に聞き取れるように、
日頃単語を覚えるときから、
正しい発音で覚えることを
意識していきましょう。
大問2
![](https://suugakujuku-kakogawa.com/wp-content/uploads/2022/03/image-12.png)
![](https://suugakujuku-kakogawa.com/wp-content/uploads/2022/03/image-14-705x1024.png)
問題の分量に対しての文章量が非常に多く、
すべて読んでいては時間が足りなくなります。
先に問題に目を通し、
必要な情報が何なのかを
頭に入れてから読むと、
かなりの時間節約につながります。
並び替えに関しては、
関係代名詞と、
How 形・副 S V
の内容ができていれば、
簡単に正解できるため、
基礎的な文法内容は
徹底しておきましょう。
大問3
![](https://suugakujuku-kakogawa.com/wp-content/uploads/2022/03/image-15.png)
![](https://suugakujuku-kakogawa.com/wp-content/uploads/2022/03/image-16.png)
ポスター問題であり、
基本的には大問2と解き方は同じです。
先に問題に目を通して、
必要な情報が何であるのかを整理すれば、
問題なく解き進められます。
大問4
![](https://suugakujuku-kakogawa.com/wp-content/uploads/2022/03/image-17.png)
![](https://suugakujuku-kakogawa.com/wp-content/uploads/2022/03/image-18.png)
対話文形式の問題のため、
大問2、3とは異なり、
各設問の前後に注目すれば
かなりスムーズに解いていけます。
対話文なので、
細かい内容も重要ですが、
まずは全体の流れを
把握することが重要です。
大問5
![](https://suugakujuku-kakogawa.com/wp-content/uploads/2022/03/image-19.png)
例年通りの小問集合形式です。
1に関しては、
need to V 「Vする必要がある」
enjoy / stop / finish は目的語に動名詞のみ
前置詞 by の後ろは必ず名詞
といった内容が分かれば
全て問題なく正解できます。
すべて基本内容なので、
全問正解は堅いです。
あとは前後の内容から、
時制を間違えないように
注意が必要です。
可能性として、
need Ving「Vされる必要がある」
practice も目的語に動名詞のみ
もありますが、
中学内容ではおそらく出題されないため、
問題なく解けるかと思います。
2はイラストからの判断になりますが、
どれも簡単な単語です。
綴りを間違えない、
単複を意識する、の2点で
しっかり正解できます。
3もポスター内容からの
穴埋めになりますが、
take part in~ 「~に参加する」
be interested in~ 「~に興味がある」
の熟語の知識が必要です。
2つとも基本熟語なので、
必ず習得しておきましょう。
次の受験生は、
単語を覚えるときに、
同じ意味の熟語も併せて覚えれば、
語彙力は一気に上がるため、
早々に覚えてしまいましょう。
最後に
数学は易化、英語は例年通り
ということで、
この2科目は
安定して点数を取りたいところです。
数学は今年は特に、
基礎力がいかにしっかりしているかで、
大きく点数が分かれるのではないでしょうか。
2科目とも、
制限時間に対しての問題文量が多いため、
的確に問題を対処していかなければ、
時間切れを起こしてしまいます。
的確に対処することは、
基礎力があって初めてできることです。
来年度の受験生は、
この春から基礎固めを徹底してください。
今基礎を固めたかどうかは、
今後の成績に大きく影響してきます。
今動き始めて、
受験生活で好スタートを切りましょう!
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