こんにちは。
代表の原田と申します。
いつもは受験についての
話題が多いですが、
今回はもう少し先の
就職について触れてみようかなと思います。

就職となると、
文系より圧倒的に
専門的な技術、開発職に
つくことが多くなる理系。
今回はそんな理系側から焦点を当てた
進路の選び方の紹介です。

なので今回の話題は中学生よりは
どちらかというと高校生向けかもしれません。
大学、もしくはそれ以降の
進路に関してになりますが、
中学生も、どこの高校を志望校にするかを
考える際に参考にしてもらえたらな、
と思います。
少し長くなりますが、
是非一度読んでみてください。

最近理系が熱い!

全体として
数の少ないイメージのある理系ですが、
最近なかなかに
理系が熱いんです。

最近はテクノロジーの発達などもあり、
少しずつ理系の需要が高くなってきています
具体的な職業としては、
システムエンジニアなどが挙げられますね。
AIの発展が期待されている中で、
将来性は非常に高いです。

また、理系は就職先として
専門的や技術的な職業を選ぶことが多く、
時代によって就職率が左右されにくい
という傾向があります。
最近の安定志向の強まりや、
「手に職をつける」
という時代変化にもマッチしています。

工学部や理学部などの代表的な学部の他にも、
リハビリ系学部や看護学部など
将来に安定した職に就くことができるため、
少しずつ理系に目を向ける女の子も
増えてきているのではないでしょうか。

私立大学

大学も、こうした近年の
理系需要増加の波に乗ってきています。

関西圏の私立大学では
関西学院大学
武庫川女子大学

が代表例として挙げられます。

関西大学や近畿大学は、
もともと理系も十分強い大学なので、
今回は割愛させていただきます。

①関西学院大学

2021年の4月より、
神戸三田キャンパスに
理学部・工学部
建築学部・生命環境学部
が新設されます。
(参考:関西学院大学HP)

今までは理系学部は理工学部のみでしたが、
一気に理系に力を入れてきました。
特に建築学部は、
関西圏私立では近畿大学が有名でしたが、
建築系を学べる学校数自体も少なかったため、
嬉しい方も多いのではないでしょうか。

理工学部も、理学部と工学部に分割され、
より専門的な学びが期待できます。

②武庫川女子大学

武庫川女子大学においても、
今年度に新しく
食物栄養科学部
建築学部・経営学部

が新設されました。
(参考:武庫川女子大学HP)

食物栄養科学部や建築学部は、
生活環境科学部の一部でしたが、
今年度から学部として独立しました。
女子校には珍しい建築系ですので、
目指す方も多いかと思います。

看護学部も以前からありますので、
医療系に就きたい方からは、
兵庫医療大学と並んで人気の学校ですね。

国公立大学

兵庫県で理系学部のある国公立だと
神戸大学
兵庫県立大学

の2校が存在します。

新設の学部等はありませんが、
二校とも独特な学部が存在するため、
人気は高い学校です。

①神戸大学

神戸大学は、
医学部・理学部・工学部
農学部・海事科学部

の5つの理系学部があります。
基本的な理系学部は薬学部などを除いて、
一通りそろっています。

この中でも、
海事科学部は全国的にみても珍しい学部で、
海洋エネルギーや海洋工学、
船舶関連の学習ができる

数少ない学部になっています。
唯一性が高く、
理系らしく船舶技師などの職業に直結しています。

(参考:神戸大学 海事科学部HP)

②兵庫県立大学

兵庫県立大学は、
理系学部に
工学部・理学部・看護学部
文理共通学部に
環境人間学部・社会情報学部
があります。

社会情報学部は、
経済学部と経営学部が統合された学部なので、
イメージはしやすいかと思います。

環境人間学部は
名前だけでは想像しづらい学部で、
実際何ができるのか
知らない方も多いかと思います。
ただ、この学部は実は
受験は文系、就職は理系
といったことのできる学部なんです。

受験型にもよりますが、
数学はⅠAのみでも受験可能
理科と社会も、
共通テストにおいて
高得点2科目しか使いません。

しかも、
文系型、理系型のどちらで合格しても、
1年次の学習内容は同じ
です。
2年次からコースが分かれていくのですが、
研究室の専攻によっては、
理系基質がとても強くなります。

進むコースや研究室、ゼミによっては、
研究職はもちろん、
文系型受験で進学したにもかかわらず、
システムエンジニアや建築士
も目指せます。

また、国公立には珍しく、
食環境栄養課程という、
管理栄養士を目指す人用のコース
も存在するため、
栄養系に進みたいから武庫川女子…
と考えている人はぜひ目指してみて下さい。

(参考:兵庫県立大学 環境人間学部HP)

国公立を目指すメリット

なぜ国公立大学を目指すのか…
となった時に挙げられるメリットとしては、
何といっても
学費の安さ
です。

以下が一例にはなりますが、
4年間の学費の総額をまとめた表になります。

参考URL
兵庫県立大学学費武庫川女子大学学費関西学院大学学費
近畿大学学費兵庫医療大学学費

国公立に行くか行かないかで
文系であっても、
4年間で200万円以上
もの金額差が出てきます。
理系であれば文系よりも
学費自体が高くなる傾向にあり、
大学院に進学する人も多いので、
さらに必要金額も上がっていきます。

そうなれば、
学費の安さだけ見ても、
かなり大きなメリットになる
のではないでしょうか。

高校別の進学実績

ここは少し中学生向けかもしれません。
実際に国公立大学に進学しようと考えるなら、
どの高校に進学するべきなのでしょうか。

高校生は、
自分の高校がどの立ち位置にいるのかを、
これ機に把握しておいて下さい。
それだけで受験に対する意識が
大きく変わってきます。

参考URL
東播磨高校進学実績加古川西高校進学実積

こちらが2020年の2月に行われた
入試の結果になります。
加古川北は
浪人生込みでしか掲載されていなかったため、
加古川東は
進学実績が他と比べて圧倒的すぎたため、
省かせていただきました。
参考URLのみ掲載させていただきます。
(加古川北高校進学実績加古川東高校進学実績)

東播磨と加古川西の2校を
比べてもわかるように、
1ランク高校のレベルが上がるだけで、
進学実績は全然違います

表では省かせていただきましたが、
加古川北は浪人生を含めても、
兵庫県立には6人しか合格していません

このことからも、
本気で国公立を目指すのであれば、
東播磨高校以上の進学

が推奨されます。

こうして数字として見てみれば、
やはり高校進学の頃から
上を目指していく方が、
自分の将来の選択を広げられることに
実感が持てるのではないでしょうか。

最後に

長々と書いてしまいましたが、
言いたいこととしては、

最近理系が熱い!
でも学費が高い…

だからこそ、理系進学を考えるなら、
国公立を目指すべき!
ということです。

もちろん、理系の進路は
学校ではなく、学部で選ぶべき
なので、私立大学だったとしても
「やりたいことがドンピシャにある!」
ということならそちらに進学すべきです。

ただ、関西圏から出て進学する
可能性もあることを考えると、
国公立を目指した方が、
選択肢も広がる上に、
金銭的にもだいぶ安く済みます

こういったことも含めて、
中学生も高校生も改めて
自分の進路について考えてもらえたらな、
と思います。

また、春名英語塾でも、
関関同立などの難関私大合格はもちろん、
国公立合格にむけた取り組みも
行っていますので、
【春名英語塾ブログ】
もご覧いただければと思います。

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