こんにちは。
今回は主に高校生向けの内容です。
(中等部のブログですが…)

先日センター試験の平均点が発表されました。
数学に関してにはなりますが、
昨年度からⅠAは-7.8点、ⅡBは-4.18点と
過去数年と比べて難化傾向となりました。

ⅡBは傾向に大きな変化はありませんでしたが、
ⅠAは数学的な記述に対しての正誤問題や、
多くの図からの情報判断が必要になるなど、
共通テストに少し寄せてきたように感じられます。
問題量や計算量は並程度でしたが、
数学を苦手としており、
センター形式に特化した対策をしていた方は
大きな打撃を受けたのではないでしょうか。

来年度から共通テストに変わり、
どういった形式で出題されるかは
なかなか予想が難しいところではありますが、
私個人として対策をしておいてほしいことを
何点か挙げさせていただきます。

中学生には関係ないと感じるかもしれませんが、
中学生であろうと高校生であろうと、
勉強に対するアプローチは変わりませんので、
参考程度にして見て頂けたらなと思います。

①用語や概念の理解

今年度出題されたような、
数学的記述に瞬時に対応するためには、
第一に

各単元の基本となる用語の意味

しっかり理解しておく必要があります。

例えば、
命題における
「必要条件」・「十分条件」とは一体何なのか、
自分の言葉で説明ができますか?
矢印の向きだけで判断していませんか?
表面上で覚えているだけでは
応用が利かないので、
用語の意味から怪しい人は今の内から確認を…
もちろん中学生もですよ!

②公式の理解

用語や概念が理解できれば、
次はもちろん公式です。
最初は公式・定理の成り立ちは無視して
暗記してしまってもかまいません。
(最初だけですよ!)
ですが、暗記後に余裕が生まれれば、

「なぜこんな公式になるのか」

などの公式の成り立ちを確認してみてください。
(たまに錐体や球の体積公式のように
その段階では理解できないものもありますが…)
そうすれば、
少しずつ
どんな場面において、どの公式を使えばいいか
の判断ができるようになります。

逆に、していないと、

「こんな問題見たことない…」
「公式に当てはめられない…」

といった状況になった場合の対応ができません。
学校の定期テストでは点が取れるけど
模試では点が取れないという方は
ここで躓いているのではないでしょうか。

③毎回自分が何をしたいのか意識する

①②ができれば、あとはこれです。
一番難しいんですけどね…
特にこの技術は、共通テストはもちろん、
その影響を受けてきている
高校入試にも必要となってきます。
共通テストなどでは、
状況の説明などが必要となってくるはずなので、
必然的に文章量が多くなってきます。

そうなった時に、

「自分が何を求めればいいのか」

その為には

「何が分かればいいのか」
「何を求めていけばいいのか」

が分からないと方針が立ちません。

なので、公式などが理解できたのであれば、
問題を解いていく際に、
予測をしながら問題を解いてみてください。
これに慣れれば、スピードも上がりますし、
少し数学が楽しくなるかもしれませんよ。

まとめ

今後の入試においては、
今迄から言われている通り、
ただ数式を書いて問題を解く
では通用しなくなってくると考えられます。
その為に、今の段階から
過程を重視するということを始めてほしいんです。

特に共通テストは方針がつかめない上に、
ⅠAに関しては、
記述式がなくなったにも関わらず、
試験時間は70分に伸びたままです。
柔軟な思考があれば、
大体のことには対応できるようになるので、
数学を受験に使う方は早いうちに対策を!

ちなみにこれは
ある程度の計算力はついている
前提の話になるので、
計算ミスを多発する人はまずは計算練習を!
どんな間違え方をしたのかを、
その都度ノートに記録していけば
同じミスは減っていくのでお勧めですよ!

数学を毛嫌いしないためにも、
頑張っていきましょう!


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