昨日は公立高校の一般入試が行われました。
今年は新型コロナウィルスの影響などで、
大きく振り回された年になりましたが、
本当にお疲れさまでした。
個人的には出題形式は
あまり大きな変化はなかった印象です。
ただ、全体的に共通テストを強く意識して、
問題の文章量が大きく増え、
図表が多くなってきているのが
ここ数年から見受けられます。
そんな今年の入試問題の個人的感想と、
来年度に向けた簡単なアドバイスを
していこうと思います。
国語・社会・英語
文系科目は例年通りの形式でした。
難易度も大きな変化はない印象です。
国語は大問1には引き続き、
資料の読み取り形式の問題となっていました。
複数回答や記述形式も増えてきていますので、
日々文章に触れて、
多めの文章量にも対応できるように
しておく必要がありますね。
社会も形式は例年通りでしたが、
やはり資料の読み取り問題が
ここ数年で大きく増加してきています。
知識を正しく理解したうえで、
資料の読み取りに活かす力が必要となってきますので、
ただの丸暗記で済ませてしまうのは少し危険です。
特に地理分野は多くの図表問題が出題されるので、
知識をもとに、「考える力」も養っておきましょう。
英語
英語も例年通りです。
ただし、他教科と同じく
図表・イラスト問題が出てきています。
また、今年は単語が少し難しかったかもしれませんが、
日頃から単語に力を入れていた方からすると、
そんなに苦労することはなかったはずです。
英語を解くうえでは何よりも単語力が必要となります。
単語だけはさぼらず覚えてくださいね。
そして覚えるときには必ず音読すること!
リスニング対策になります。
読解は当塾で行っているような精読をしていれば、
問題なく対応できます。
主語・動詞・目的語が何なのかや、
文型を意識して読む練習をしていきましょう。
数学
数学は昨年と難易度は大きな変化はない印象です。
しかし、大問2や大問5などが
問題の文章量が増えてきています。
共通テストなどの教育改革に合わせて、
出題形式も寄せていっている印象です。
特に大問5はここ数年で、
文章量がかなり多くなってきています。
しかし、内容自体が難しいわけではなく、
どういった場合にどんな式を立てればいいのかや
問題文を正しく読み取る力があれば解ける問題です。
共通テストに寄せ、
形式も少しずつ変わってきていますが、
文章から聞かれている内容を正しく読み取り、
状況把握さえできればこわくないはずです。
また、今年は珍しく確率が大問から消え、
資料の整理が大問として出題されました。
個人的には今までの確率の方が
難易度的には難しく感じました。
資料の整理の分野自体、易しめの範囲になるので、
図の情報をいかに素早く正確に
読み取れるかが鍵になりますね。
理科
理科は難易度としてはかなり易化した印象です。
しかし、他教科においても言えますが、
問題文の分量がかなり多くなってきています。
特に化学分野は
実験問題から出題されることになるので、
問題文や図表・グラフから必要な条件を
正しく読み取る力が必須です。
また、今年はレポート形式の問題が出題されました。
昨年は会話形式でしたので、
大問5はここ数年の新傾向問題です。
理科における知識も必要ですが、
国語力も必要になってきますので、
文章が長くても、聞かれている内容を
すぐ見抜ける力を養っておきましょう。
まとめ
出題傾向が変わった
という声も上がったりしていますが、
個人的はあんまり…といった感じです。
兵庫県の形式に対応して対策するのは、
当塾も行っていますが、
それ以外に各教科ともに、
なぜその考え方に至るのか
なぜその解き方をするのか
を日頃から意識していれば、
そんなに恐れる必要はありません。
今年度の受験は終わったので、
次の代に受験生はバトンタッチです。
新中学3年生は、
もう自分が受験生であるということを意識し、
すぐにでも受験対策を始めていってください。
受験は準備したもの勝ちです。
部活を引退してから…では間に合いませんよ。
もし勉強・対策の仕方がわからない、
などがありましたら当塾に是非ご連絡ください。
ご相談だけでも大丈夫ですよ。
今年度の受験生は本当にお疲れさまでした。
勉強の1年を過ごしたと思いますので、
勉強のことはいったん忘れて
しっかりと息抜きしてくださいね。
コロナウィルスのせいで遊びにくいかもしれませんが…
みなさんの合格を心から願っています。
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