先日、兵庫県公立高校入試が実施されました。
受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした。
問題形式的には、昨年と比べても、
英・数共に大きな変化はなかった印象です。
そんな今年の入試問題についても、
私の個人的な感想と、
来年度に向けた簡単なアドバイスを
していこうかと思います。
問題講評&アドバイス
数学
大問2は簡単な連立方程式の文章題でした。
2019年度の問題と似たようなものとなっており、
確実に正解していきたい問題かと思います。
大問3の図形問題は、いつもと同じように、
前半が易しく、後半が難しい問題です。
ですが、最後の問題も、
四角形をうまく二つに分け、
底辺が共通な三角形の面積比は、
高さの比と同じである
ことに着目できれば難易度はぐんと下がります。
ただし、基本的に図形の最終問題は
だいぶ時間のかかってしまう問題のため、
一旦飛ばして次の問題にいくことがおすすめ
です。
大問4は(3)②の問題が少し悩むかもしれませんが、
ACの長さは変化しないため、
”残りの2辺の長さの和が最短となる“
と置き換えることができれば、
最短距離 ⇒ 一直線に並ぶ
ことを用いればすぐ答えが導けるかと思います。
大問5の確率は、
問題文から的確な情報判断が必要となります。
確率に関しては毎年必出範囲であり、
状況把握ができなければ、
完全に手が止まってしまうため、
次年度の受験生も対策は必須です。
ただし、確率・場合の数に関しては、
100通りぐらいであれば書いてしまえば
解答にたどり着けるため、
詰まってしまったら、一旦飛ばし、
時間が余れば”全部書き上げてしまう”、
ぐらいの気持ちで挑みましょう。
大問6は、
共通テストの流れを受けてか、
非常に問題文が長く、
必要な情報の読み取りが難しい問題です。
ここ数年は最後にこの形式の問題が出題されており、
いかに数学の問題を経験してきたか、
が重要となってきます。
ただ、配点自体は他の問題と同じになるので、
(1)(2)ぐらいまでを解いてしまって、
時間がかかりそうな問題は、
そもそも切ってしまって、
他の問題に時間を回した方が賢明です。
全体的に難易度自体は変化はない印象ですが、
難しい問題はとことん難しいので、
どの問題を捨て問として判断できるか
が非常に重要となってきます。
配点自体は同じなので、
加古川東を目指す人以外は、
難しい問題に固執する必要はありません。
次の受験生は、
問題の取捨選択を行えば、
日々の勉強も効率よく行えます。
加古川西、東播磨を目指すのであれば、
難問に時間を割く必要はありません!
基礎固めを徹底していきましょう。
英語
英語は、数学以上に例年通りであり、
難易度も標準レベルです。
兵庫県は
大問1であるリスニングの配点が非常に高いため、
日頃から単語を覚える際に、
正しい発音で声に出して
単語を覚えるようにしていきましょう。
大問2は見た目よりも使用単語数が多いため、
文章をしっかりと呼んでしまうと
時間が足りなくなってしまいます。
先に問題文に目を向け、
必要な情報を把握してから読むだけで、
難易度はぐんと下がります。
大問3、4に関しても、
時間制限に対しての単語数が多く、
時間との戦いとなります。
大問2と同じく、問題文に先に目を向け、
どの部分をしっかり読むべきなのかを
把握したうえで、本文を読み始めましょう。
もしくは、段落ごとに問題に移る
などの解き方も時間短縮を狙えます。
大問5は、
今年も例年通りで、
全問題の中でも難易度が低めです。
5~10分程度で解けてしまうので、
先に大問5から片付けてしまうのがおすすめです。
英語に関しては、
ここ数年で内容に大きな変化はないため、
このまま読解メインの、
時間配分が重要となる形式が続くと思われます。
英文にどれだけ慣れてきたかが
顕著にあらわれるため、
単語や文法内容は理解できている前提として、
どのような書き方をされていれば
重要な内容なのかを
きっちり見分けられるようにしておきましょう。
まとめ
今年度は、
出題形式も大きな変化がなく、
難易度も標準的であったため、
対策をきっちり行っていれば、
安定して得点ができた問題かと思います。
数学
数学は、
計算や簡単な問題を確実に解く
難しい後半の問題は後回し
を徹底して、
普段の勉強に関しても、
応用ではなく基礎を徹底していれば、
加古川西合格レベルは十分とれます。
英語
英語は、
単語は意味・発音共に確実に覚える
ことを、日々意識していれば、
リスニングにもきっちり対応できます。
兵庫県は、読解量が非常に多いため、
文法問題にばかり重点を置くのではなく、
必ず文章慣れを行っておいてください。
普段も長文を読みながら、
各段落ごとに要約する
などを行っていれば、
内容一致にも対応しやすくなるので、
文法確認と共に行ってみて下さい。
長文を読む際において、絶対に
綺麗に和訳して読む
ということはやめてくださいね。
読解量が多くなると、
時間が足りなくなってしまうため、
前から順番にかたまり毎に読む
を実施していけば、
速度も上がるのでおすすめです
最後に
数学も英語も、
加古川東を目指すのか、
それ以外を目指すのでは、
解けないといけない範囲が異なります。
自分がどの問題レベルまでできないといけないか、
を意識して勉強するだけでも、
かなり効率が変わってくるので、
必ず考えて勉強するようにしてください。
もしわからないのであれば、
当塾にご相談だけでも
していただいて構わないので、
現状を変えていけるように
動き始めてくださいね。
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